書きたいことをためまくっているのだが
とりあえず今日あったことをひとつ、書いときます。
――――――――――
2024.10.19(土)
今日は午前中に、次のおはなし会で読む候補の本を探しに、図書館に行った。
そこで、なつかしい本を発見して、借りて帰ってきました。
「はしれ、きたかぜ号」。
これは家にはなくて、小学校の図書室で、何回も何回も読んだ本でした。
小学2年生の女の子が、ひとりで、上野から夜行列車で青森まで行くお話。
題名も忘れていて、断片的にフワーっと覚えているだけだったんだけど、
偶然、本棚からアピールしてくれて、再会できました。笑
私は幼いころから毎年家族で、高知のおばあちゃんち(母の実家)に、新幹線と特急を乗り継いで行っていたので、長距離列車の風景が自分の中にも刻まれていたこと、新横浜からの新幹線や岡山からの特急に乗るのを楽しみにしていたこと、駅や車内販売で、列車内で食べるお弁当やお菓子を買ってもらえたのも楽しみだったこと、
「小学校低学年の私(まゆこ)にとっては近所の神奈中バスにひとりで乗ることですら冒険なのに、この主人公はひとりで夜行列車に乗るなんて!すごい!こわい!」とハラハラしつつ、見守るような気持ちで読んでいたこと、
心細い気持ち、そのほかの気持ちも、繊細に絵と文章で描かれていたこと。
そして途中、悪夢にうなされそうなゾッとする展開もあったこと。
その場面の絵も私にとっては怖かった。久しぶりに読んだら、今も怖い。
(※最終的には無事に目的地に着くよ。笑)
きっと上記のことたちも要因として、感情移入しながら、繰り返し読んだなぁ。
絵も好きなんだよな。
私にとって、高知まで毎年電車で行っていたことや、新宿などの都会にも電車で連れて行ってもらっていたことなどで電車に乗る機会があったことにより、(まったく電車に詳しくはないけど)電車に乗っていること自体はどちらかというと好きになったり、電車でお出かけすることが「ワクワクすること」になったり、電車にまつわるいろんな場面に、ロマンみたいなものを感じたりするようになっていたのかもしれない。
そして、電車に乗り慣れていないのに一人で乗っている小さい子(&大人であっても不慣れな人)にとっての電車の職員たちは、すがりたいような存在なんだよなということも改めて思わされた。自分のそのすがりたいような不安な気持ちも思い出した。
この本のことは、自分の中の列車旅へのイメージや、自分のいろんな気持ちと重なるところもあって好きだったんだろうなと、この本との久しぶりの再会で思った。
よき再会だったな。
また書くぞ。